第14話 | BACK / 一覧 / NEXT |
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● ストーリー |
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・・・朝。前日の銀太や遊の行動を考えていた光希は一睡も出来なかった。どうやって接したら良いのか分からないが、とりあえず身なりを整え、部屋を出た。
逆に遊は何事もなかったかのように光希と言葉を交わす。光希は遊が何を考えているのか分からなくなっていた。
・・・
名村の授業中、茗子は名村との水族館でのデートの事を思い出していた。その時、名村が茗子のクラスの担任になった事を知らされ、こうやって会うのを最後にして欲しいと頼まれる。茗子はただ肯くしかなかった。
・・・
遊は図書館で本を探していた。そこへ三輪悟史が寄ってきたのだが、遊は妙な殺気を感じてしまい、そそくさとその場を立ち去っていった。
その頃光希は、週番で部活へ出るのが遅れてしまい、急いでコートへ向かっていた。その時亜梨実が声をかける。亜梨実は、とりあえず謝ると、亜梨実は、遊が光希のことを好きなんじゃないかと考えた事を話し始めた。しかし、亜梨実は光希が遊にふさわしくないと言い放ち、賭け去ってしまった。光希は図星を突かれ落ち込んでしまった。
泣きながら駆けていった亜梨実は、遊を見つけると飛び込んでいった。
そして茗子・・・。家では茗子の両親がまたいつものけんかを始めていた。耐え切れなくなった茗子は、家を飛び出し、名村の家へ一直線に向かっていった。
そのころ名村は、木島や桃井と飲んで、桃井を送って帰っていた。桃井の家の前まで来ると、桃井は家へと誘うが、名村は気持ちを知ってか知らずか、仕事があると断り、さっさと帰っていった。
家へ着いた名村は、そこで泣き崩れている茗子を見つけた・・・。(きりたんさん)
ほわいとさんによる<<第14話ステータスレポート>> 亜梨実 ・・・ 遊に再度燃え上がってしまい、泣きながら遊にキッス!。
光希 ・・・ 亜梨実に図星で煮え切らない。ショックで、クラブを休む。
茗子 ・・・ 両親の喧嘩に嫌気がさしてなっちゃんの家に駆け込む。
悟史 ・・・ 茗子を追いかけているはずが、遊に興味を持つ。
遊 ・・・ なにやら、建築の本をあさり続け、あやしい行動をする。
銀太 ・・・ 光希ちゃんとの仲をなんとか取り持とうと必死。
六反田 ・・・ 亜梨実が遊のキスした事を知ってるのだろうか?。
両親s ・・・ 家にもいないようだし、遊び回っているのだろう。
なっちゃん・・・ 生徒にテストのヒントを与え大サービスをする。
桃井先生 ・・・ 素直になったのに、女心がなっちゃんに伝わらない。
● 感想 |
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■ママレ補完計画2より
ともちんさん 2001/12/14 (金) 11:53
第14話感想です。
亜梨実の「あなたは遊にふさわしくない!」発言。
光希はショックだったでしょうが、視聴者として同意します。
しっかりしなさいよ。我らが主人公!
だからと言って、亜梨実さん、いきなり他校でキスはないでしょう。
直球ストレートは銀太の十八番なのに。
なかなか似たもの同士でうまくいくんじゃない?と少し予感。
もっと問題なのは、されるがままにキスされている遊。
後に遊の性格を理解してからならば、心に壁を持っているから故の
無抵抗だったのね。と理解もできるものだけど、この段階での
光希以外の女とのキスは絶対的に失望させられました。
ああー!遊は光希がだぁぁい好きなんじゃないのかいー!!??ってね。
そして、我らが茗子ちゃん。
家庭での辛さを微塵も見せない茗子。
秘めたる恋を光希にすら打ち明けない茗子。
少女漫画界の鏡だね。
しかし、次回では大事件勃発の予告。
がんばれ茗子!今は光希よりも君の方が心配だ!
あみーごさん 2004/02/24 (火) 14:17
ありみさんはかわいいけど、でもやっぱみきと遊って感じだよ!ありみさんは、やっぱ銀太がお似合いだなあああああああ!ありみさんも頑張ってほしい☆
CHOさん 2004/03/20 (土) 22:41
今回亜梨実怖いです。遊と銀太どっちか決めずフラフラしている光希に追い討ちをかけます。
でも亜梨実の気持もわかります。光希が始めっから遊をえらんでいれば亜梨実も怒らなかったでしょうし亜梨実は遊の事がずっと好きなのにその遊はまだ遊が好きか銀太が好きかハッキリしない光希が好きで・・光希に嫉妬していたのかもしれませんね。
そして桐陵に行って遊にキス・・大胆ですよね?これは自分の勝手な想像ですが亜梨実はこれが遊との別れのキスとわかっていたのではないでしょうか?そんな気がします。
ゆき☆☆さん 2005/03/03 (木) 19:37
ありみさんのゆうへの愛が強いからみきの迷いが許せないんでしょうね!!!
■ママレ補完計画より
ほわいとさん
遊か銀太かというのも、それなりに結論を出して話しの山場をすこし越えたところではあるのですが、この回から茗子ちゃんの事が少しずつからんできてるんですね。1クール終わって、だんだん光希ちゃん、亜梨実、遊、銀太、のキャラクターがわかってきた所に、茗子ちゃんにスポットがあたり、これまた重要なママレのもう一つの世界が開かれていくのでした。
茗子ちゃんといえば、水族館。水族館というと茗子ちゃんです。ハイっ☆。
いろいろと、伏線が・・・。
銀太と同じくらい、焦っているのが、亜梨実ちゃん。銀太との作戦が裏目にでてしまてるのにもかかわらず、光希ちゃんと対等に話す所はなかなかです。しかし、亜梨実ちゃんは、遊の事をよく見ていますね。違う学校であるのに、遊の行動パターンは全部把握していますね。遊と同じ家に住んでいる光希ちゃんもたじたじ。
光希ちゃん、もてまくって悩みまくりですが、亜梨実ちゃんの場合にはいくらもてても、光希ちゃんのように悩む事はないでしょうね。自分の気持ちがはっきりしているからなんでこの辺は魅力あるのですが、逆に、恋心がさめた時にどうなるのか、考えるとこわーいです。
あと、亜梨実ちゃんが遊に惹かれた動機が、今一つわからないのが残念です。亜梨実ちゃんが、ただがむしゃらに突っ走ってるように見えてしまうのは、この辺に理由があるんでないかと思います。
今回の見所は、茗子ちゃんの水族館のシーン。あの雰囲気、生徒が先生に惹かれているのが良くわかります。
おまけの見所は、なっちゃんの「やめろ川村、気持ちわる〜い〜。」の所。いつもシリアスななっちゃんのめずらしい一面ですね。
大杉駅さん
この話は次の回への伏線が結構張られているんですね。
大げさなことを言うと14話自体は重要視しなくてもいいのではないでしょうか?
亜梨実が遊にキスするなんてどうでもいいことなんです。ただ、そのあとが問題なんです。
茗子も家から飛び出て名村先生の家に行くのもどうでもいいことなんですが、そのあとが問題なんです。
だいたいの察しの通り、次回は光希をも巻き込んだ大騒動になってしまうのです。
いえ、決して14話がおもしろくないわけではありません。でも、この話を見ると次回が気になりませんか?
きりたんさん
さくらひ
ママレードガールズにおける瀬川さん評(尾張小牧同人ネットワーク内) |
14 うちのライターさんの桜木えりなん曰く、「どうして遊はあんなに簡単に誰にでもキスされてしまうのでしょうね?」ということだが、多分この意見は多くの人が抱いているものに違いない。そう、松浦君は筋金入りの好けコマシなので……という説明じゃ石が飛んでくるな、こりゃー。う〜ん、じゃあTVをよーく見てくれ。遊は目を開けているね。どうやらこの辺に深い事情があるようだ。彼は光希とヤル時しか、目を閉じないのである。何故か? そもそも他人に心を開かず壁を作って生きている心に傷を負った少年は、キスそのもののような身体的行為すらも自らの城壁の外部へと追いやってしまうことができるのだ。外部化されて感情のこもらないキスは、彼にとってハエが止まった程度にしか感じないのであろうこと。相手がハエでは当然、心のドキドキも起こらないし、大した反応も見せようがない。(そうか?)相手を突き放そうとする意思も現時点では存在しない。そのまま受け身でほっておく方が得策であることを素早く計算しているのに相違ないのだ。亜梨実の行為をそのままに受け入れているポーズは、これで彼女との過去をきれいさっぱり解消してしまおうという姑息な企みが見え隠れしていると思う。ここで突き放しても、反動で更に激しく求めてくる彼女の野生を熟知しているからだ。(う〜む) 亜梨実もついに、今まで溜めに溜めていたものが一気に吹き出した感アリ。光希と銀太をくっつける作戦に失敗し、企みが全てばれてしまったことで、相当な開き直りが見える。光希に対してあらためて宣戦布告をうつ余裕を垣間見せるが、「あなたに遊はふさわしくない!」と叫んでしまう彼女は明らかにいつもの冷静さを失っている。というのも認めたくない事実「遊が光希にだけ心を開きつつあるコト」を自分で口に出して言ってしまったことに端を発していると思うのだが、どのみちこのまま冷静さを保つほど彼女のキャパシティーは余裕が無くなっていたわけで、今まで遊に愛を訴えたくても出来なかった我慢の日々も含めて、この辺で感情的に切れておくほうが亜梨実本人にとっても楽になれる道という気がした。まぁ、こういう錯乱ぎみの行動そのものにしても亜梨実だとものすごく絵になる。彼女の気性の激しさや、みかけとはうらはらの純愛路線が、心にビーンと響くのだ。亜梨実でなくては、桐稜の校舎の前で男の子にキスしちゃう大胆な行為も許されないだろう。涙を見せてもかっこいいのが亜梨実の野生的パワーであり、すがすがしさだ。この、ドロドロとした物語の中で彼女の流す雫だけがキラキラと純粋な愛の光に輝いて見えるのは、一体私だけだろうか。亜梨実賛、私は彼女のような生き方をすることの出来る芯の強い女性が一番好きだ。 おっと、しかしこの回、亜梨実の件にばかりとらわれているわけにもいかないのがしんどいところ。まだ宿題は残っていた。茗子のことだ。そして名村を巡る亮子先生と木島先輩の十数年を経た思い。ここでも、恋と友情が錯綜している。茗子の家庭環境の酷さも状況描写的に語られるのが、これまた重い。いつもあんな涼しい顔で学校へやって来る少女の取り繕われた仮面の下では、ガラスのように脆い悲しみにくれた素顔が存在することをあらためて確認せねばならぬからだ。彼女にとって唯一の愛情の拠り所として教師名村が存在するわけだが、愛ゆえの禁断のシチュエーションが逆説的に茗子の悲しみを深化している事実にも目を向けぬわけにはいかない。水族館で、明日から愛する人と腕を組めないことを聞かされた、いたいけな少女の思い。遠目に、教師というテリトリーの中で亮子と愛する人が談笑する様を見つめる、愛のもどかしさ。何一つ恋人らしいポーズが許されぬ禁断の中で、孤独感を次第に深めていく茗子の発作的な激情に、無理もないやるせなさを感じさせられる。まるで悲しみを背負う為に生まれて来たような茗子の恋に、果たして「幸福」の二文字は訪れるのか? 今は主人公のどっちつかずな恋の行方よりもこちらの方がはるかに重たい……。 |
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