第13話 | BACK / 一覧 / NEXT |
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● ストーリー |
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ついに来てしまった。
そう、招待試合が終わったのだ。
銀太には返事を『招待試合が終わるまで』待ってもらっている。
その返事を出すときが来てしまったのだ。
が、一番困っているのは銀太の方である。
迷っているなら見込みはある、でも、もしも・・・。
そんなことを考えていると早速光希からの呼び出しである。
こういうときは得てして想像したとおりになるものである。
全くの予想通りである。「亜梨実さんとつきあって。」といわれてしまった。
銀太は亜梨実との関係がただのお芝居であることを言おうとするが、逆に言い出せない。
結局、そのままであった。
その帰りだろうか光希は茗子とともに喫茶店にいた。
また、茗子も無責任である。わざわざ光希を迷わすような発言を光希の前でしなくても・・・。
その無責任発言をしたと思うと用事があるといってでていく、光希にとって茗子は遊と同じぐらいなぞめいた存在なのだろう。
誰がいったい好きなんだろうと思いたくもなる人物である。
当の茗子は喫茶店の窓越しに見えた名村先生を追ってきたのだった。
後2年である。後2年・・。そんな思いが2人を包んでいた。しかし・・・。
とある休日、光希はぶらっと街に出かけた。しかし、それもつまらない。気持ちの持ち方が違うと同じ事をやっていてもこんなにつまらないものかと思ってしまう光希だった。
そして、亜梨実に遭う。大きめの荷物を持っているので訳を尋ねると、
「銀太のうちに泊まりに行くの」とうそをついてみる。
しかし、状況が悪かった。そこを聞いただけで光希はふらふらっと行ってしまう。「まいっか」ですまされるなら最初から言うなよ。
結局家に帰ることにした光希だが、その家の前で待っていたのは銀太だった。
銀太は結局亜梨実とは芝居での関係だったと告白する。
銀太は光希にだけ強引なところがあるようである。今回も迫ってくるが・・・。
光希にとっては天の声か?遊の登場である。たまたま帰ってきたと言いながら本当は銀太が家の前にいるので隠れていたのであろう。
またしても、遊にじゃまされた銀太。怒りは頂点である。家の前で叫ぶなんて六反田とともに羞恥心がないのか・・・。
当の遊は知ったことではないかのようにひょうひょうとしているが・・・。
光希には遊の本心があまり分からないようである。なぞめきすぎていて光希には理解できないのである。遊の心が分かったらいいのにと思っていた。
(大杉駅さん)
ほわいとさんによる<<第13話ステータスレポート>> 亜梨実 ・・・ 同じクラスの女の子の友達の家に泊まりにいく。
光希 ・・・ 銀太のアタックに腰をぬかす。
茗子 ・・・ 名村先生を喫茶店の窓からみつけ追いかける。
悟史 ・・・ なんと毎日のように図書館で茗子の顔をみていた。
遊 ・・・ 光希ちゃんの口をふさいで酸欠状態にする。
銀太 ・・・ 光希ちゃんに振られて、亜梨実との芝居をバラス。
六反田 ・・・ たぶん、どこかで影の特訓でもやっているのだろう。
両親s ・・・ 光希ちゃんが悩んでるのもしらず、遊び回っているのだろう。
なっちゃん・・・ 茗子が卒業する2年間を待っている。
桃井先生 ・・・ テニス指導に励んでいるのかな。
● 感想 |
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■ママレ補完計画2より
ともちんさん 2001/12/05 (水) 15:42
第13話感想です。
美希、やっと銀太に返事をしましたね。
されど、本人自身も本心が分かっていない状態なので、
亜梨実の存在を理由に。
銀太も心苦しかろう。苦労人だなぁ。
まあ、亜梨実の偽装交際に乗ってしまった銀太自身にも責任ありですが。
茗子もまたまた優柔不断少女にあいまいな事を発言するし。
美希はすべて茗子に操られている?
しかし、茗子もまた苦しい立場の恋の真っ最中なので、許してあげましょう。
名村先生は幸せ者だなぁ。
松浦・小石川家で待ち伏せする銀太ですが、
茗子の問題発言と亜梨実のウソで内心動揺しまくっている美希
という絶好の条件の所に登場ですね。
そこで偽装工作やお泊りは無し。の事実を聞き妙に安心な美希。
ほんっとにこの子は遊と銀太どっちが好きなんだい!?
相変わらずの銀太の迫りを救出する遊にもときめいていらっしゃるだろうし。
少女の恋愛問題を見守るというよりも、美希の成長を見守る気分ですわ。
CHOさん 2004/03/20 (土) 22:27
ついに結論を出した光希、落胆する銀太。まー作戦が裏目にでてしまいましたね〜亜梨実は銀太の家に泊まりに行くとか言うし・・しかし銀太と亜梨実の関係は偽装だったと聞いて安心する光希に銀太がキスしようとするがいいタイミングで遊がブロック!!!もしかしたら遊は銀太と亜梨実の関係が偽装だった事を知ってたんじゃないでしょうか?自分はそんな感じがします。茗子も普段はいいアドバイスをするのですが今回は結果を出した光希にさらに悩ますあの発言・・・
まー茗子も大変なので今回はしょうがないでしょう。乙女心は複雑で大変ですね〜
さやかさん 2004/04/25 (日) 18:53
みきも、つらかったと思う!みきは、銀太も好きという事は、もうわかった。マンガてっよく考えると、相手の気持ちがわかるよね!
ゆき☆☆さん 2005/03/03 (木) 19:34
銀太の作戦、大失敗ですね!!!ありみさんがいたから銀太を諦めたんだろうけどもしいなかったら結論は出てないですよね!
れれさん 2006/05/20 (土) 10:32
やはり、これからですねーーーーーーーーー
■ママレ補完計画より
ほわいとさん
サブタイトルの「銀太、亜梨実さんとつきあって!」ですでに結論が出ているように、光希ちゃんの結論はわかっているのですが、銀太の焦る気持ちがよくわかります。銀太の事もやっぱり、忘れられないのはやっぱりしょうがないな。
この辺から、遊の気持ちがどーもあやしく見えて来ました。一方銀太の方は、もうなにするかわからない状態ですね。光希ちゃんの家のまえで光希ちゃんに迫ってる所で「待てない!」の一言、重みがありますね。
ちょっと恐かったけど。
遊は、自分の気持ちを表面にださず、この辺が遊と銀太の対象的な所だと思います。
今回の見所は、後半に流れる、光希ちゃんと銀太の思い出シーン。
恋人どうしではなくても、気楽になんでも話あえる仲だったのがよくわかります。でも、(銀太の妄想シーンで)銀太の頭をポカポカたたく光希ちゃんもいいねー。
きりたんさん
光希は、銀太に「亜梨実さんと付き合って」と言ってしまったわけですが、そのことによって逆に未練が残っていたようです。
銀太と遊のどっちが好きなのか。光希にとってはつらい決断でしょう。銀太は、いろいろな事を気楽に話せる「友達」だし、遊のほうはほとんど「家族同然」な感覚でしょうし。ただ、「恋愛対象」という視点で見るならば、外側から見ても「遊」を選んだのは「正解」だったと思います ^^;
光希にとって銀太は、昔は好きだったけど、今は『友達』以上ではない、という存在だと思えます。では、なぜ光希が悩んでいたかというのは、遊を選んだ事によって、「今までどおり銀太と話が出来るか。」というところだったのではないかと思います。
大杉駅さん
さくらひ
ママレードガールズにおける瀬川さん評(尾張小牧同人ネットワーク内) |
13 「銀太を他の人に取られるのは凄く嫌なんだけど、お願い、亜梨実さんとつきあって。」 ついに光希は銀太の件に決着をつけ、引導を渡す。意外な返事に愕然とする銀太は、亜梨実とのお付き合いが実は芝居であったことを話すべきかどうか迷いまくって爆烈モード。そのうちに光希は「ごめんなさい〜!」と言い残して走り去っていく。あ、待って、ちょっと、光希……タタタタター。これってあまりにもマンガチックで、前回まで溢れかえっていた怒濤の緊迫感がどっかふっとんじゃっている。てことは光希が結論を出してもまだ、あやふやな三角関係は続けるつもりなのだな。おそるべし、ママレード!! どこまで登場人物をもてあそべば気が済むのか。地獄の底までいたぶられ続ける哀れ男銀太モードが、この度の主役でございます。ま、亜梨実の企みに乗せられて大好きな女の子をだまそうとしたんだから、ある程度自業自得ではあるけれど。 で、先週「お泊まり」に来た光希に、「はっきり引導渡したり〜」とアドバイスしてたきつけた茗子さんが、その舌の根も乾かぬうちに揺り戻しをかけて下さいます。やっとこさお子様が一大決心して正々堂々銀太に友達関係を宣告したっていうのに、その報告を聞きながら茶店で、「あたし間違ってたかなぁ〜。」とは、なんともはや無責任な発言ではありませぬことか。どうも気になるんだけど、茗子の些細な発言シリーズがこれまでも大きな影響を人物達に与えてきた気がする。影響どころかほとんど決定的な一撃を加えているフシがある。悶々と悩む銀太に火を点けたのも彼女なら、遊に魅かれている光希の気持ちを正面きって暴露したのも、彼女が最初だったのではないか。うう〜む、「ちょっと言ってみただけ、気にしないで。」的発言をする人間に限り、無責任に妙な核心を突いた意見を述べるものであって、今更態度保留のポーズを取るのはズルイ。本当に光希の一番の相談相手なのかどうか、ちょっと疑問だ。 が、この都度の茗子の意見書の内容については、大筋賛同である。松浦君のことが光希にとって新鮮で心魅かれるものであったのは、間違いの無い事実。そして一番必要としているのが、今まで一緒にいて心の支えになっていた身近な男の子、銀太の存在であることも……。銀太の穴は、いくらスーパーマンの遊にも埋められないだろうし、逆に遊の存在が今の光希の心に占めるポジションも、勿論銀太では補償し得ぬものだ。しかし「家族」は遊以外にもたくさんいる。光希にとっての心を許して甘えられる対象は、それが「恋人」である必要性は必ずしもあるとは言い切れない。一方、何でも気軽に話せる一番仲良しの男の子なんて存在は、そうそう得られるものではないのではないか。人が人に心を許せる関係というものを軽視してはいけない。泣くくらいなら別れるな!! と私は言いたい。泣けるくらいなら、見失うな、と。「亜梨実さんがいるから私は身を引く」なんて態度は、一見正論のように見えるけど結局光希にとって言い訳であるにすぎない。彼女はただ、楽になりたくて銀太を切り捨てようとしているだけのように私は思える。 功をあせり、逆に追いつめられた銀太が光希を待ち伏せて心のありったけを全てぶちまける真実暴露のシーンは、なんだかこれまでのわだかまりをすーっと解消してゆく感覚があった。しかし勢いに乗ってそのままチッスを迫ったのは、お子様向けでなかったかもしれない。ここまで気になる彼と男女の関係を拒むのは、中学の時のラブレター事件がトラウマっているのは間違いなかろう。ことあるごとに光希の脳裏にはあの忌まわしい光景がフラッシュバックするのだ。一方強引すぎるのがタマニキズ、雰囲気にのまれやすすぎるのか一旦調子づくと自分を制御できなくなってTPOをわきまえぬ行動に走るのが銀太最大の欠陥であり、そこを例によってあの松浦に突かれてしまうのがパターンなのは承前である。光希と銀太の関係が緊迫する場面では必ずや顔を出す遊君の存在については、ひょっとしたらあなた、年がら年中光希の行動を監視してやしない? と言いたくなるのは必至。最後に光希に呼び止められた時の、振り返りざまの遊のいやらしい作り笑顔に、してやったりの余裕が感じられて私はものすごく嫌な気分になった。考え過ぎなんだろうか。 |
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