第6話 | BACK / 一覧 / NEXT |
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● ストーリー |
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茗子は、部屋の中で今日の出来事を思い出していた。
名村と図書館で人知れず会っていたこと。それを偶然遊に見られてしまったこと。
遊は言い訳をするが、一言光希が知っているかどうか尋ねただけだった。
茗子は、光希に名村と付き合っていることを、ボイスメモに入れようとするがためらい、
結局いつもどおりの調子で別のことを入れてしまった。
そして、対抗戦当日。試合のあるテニスコートへ向かった光希は二人を探しているうちに遊を見つける。
そこへ亜梨実が現われる。
遊が対戦相手のことで、亜梨実と話をしているところへ、銀太が練習を始めようとやってくる。
しかし、気が進まない遊。話を聞いていると、相手校に顔を合わせたくない奴がいるらしかった。
そのうち話を聞いていくうちに、銀太は、聞いたことがあるそぶりで、その人物を思い出す。
その人物とは・・・「六反田務」
そこへ当の六反田が登場。銀太と一悶着あったあとに二人が従兄弟と言うことが分かる。
光希は、以前貰ったバッチの事を話すが、務は中学時代の銀太と光希の関係をばらしてしまった。
その言葉に恥ずかしくなってしまった光希は、「銀太なんか大嫌い」と言う言葉を残してその場を離れてしまった。
試合が始まると、銀太は凡ミスの連続で試合も1セットを取られ、2セット目も取られようとしていた。
その時、この原因が光希の一言だと思った亜梨実は、光希を探し当て連れ戻す。
試合の状況を知った光希は、いつもと違う銀太に「いつもの銀太に戻って」と叫んでいた。
その言葉を聞いた銀太は、人が変わったように調子を取り戻し、あっという間に2セット目を取り戻した。
そして、3セット目。抜きつ抜かれつの熱戦の末、銀太と遊のペアが勝利した。
試合後、銀太、遊、光希の3人で帰ろうとしていると、亜梨実が現われる。
亜梨実は「気に入ってしまったの」と言う言葉を残し銀太を連れ去ってしまった。
(きりたんさん)
● 感想 |
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■ママレ補完計画2より
MR2さん 2001/04/23 (月) 22:59
「光希はこのことを知っているのか?」と遊に問われた事に悩む茗子。
遊にばれた事よりも光希に内緒にしていた事の方が茗子には重かったようですね。
でもなッちゃんとの事がバレたのが遊で良かったですね。
三輪さんとかだったらどういった展開になっていたのだろう。
練習試合。
亜梨実ストーカーの六反田くん登場。六反田の髪型って、なんとなく90年代前半のアイドルっぽい髪型してますよね。
そのくせキャラが濃すぎ。サブタイトルにもなっている「銀太なんか大ッ嫌い」大好きな女の子にこんな事言われたら落ち込みますよね。
そりゃ試合もボロボロになりますって。
銀太へ「眼中に無い分けない〜」って、遠まわしにだけど本音を言う遊は好感が持てますが、ラストの銀太を連れ出す亜梨実、私的にはこういう行動を取る亜梨実がイマイチ好きになれないところ。
ということは見ている私も亜梨実の作戦に引っかかってしまったと言う事か?
遊は好意的に取っているようにも見えるけど、
実際のところどう思っているのだろうか……。
ともちんさん 2001/10/18 (木) 12:50
第6話感想です。
先回のラストの茗子と名村先生に衝撃が大きかったので、今回も茗子の方に関心がいってしまう冒頭でした。
遊は光希がこのことを知っているのかと茗子に問いますが、こういった遊の光希を気遣う態度が私は好きです。
光希が知らされてなかった事実を知った時のショックを先に想像して心配する遊。これぞ男!あっぱれです。
光希ったら愛されているんだから。もう。
それなのに、遊と同様に光希を好いている銀太と遊をコンビにしてテニスの試合をさせてしまう光希。
遊が影でこんなにも精神的に守ろうとしてくれているのに、なんなんだい??
ストーリー的には六反田の登場など、この男子テニス部対抗試合は必要だったかもしれませんが、光希の無神経さがあまりにも目に付くような・・・。
試合前の銀太に「大っきらい!」は無いでしょう・・・。
しかもそれにしっかり影響されてしまう銀太。
今回は銀太の純情ぶりが良く出ていて銀太はファンを集めたのでは?
しかし、最後の亜梨実の態度・・・。
遊にしても、銀太にしても、積極的な女性に対してされるがままなのはママレの男性キャラの特徴?
予告で登場した北海道のガイドブックが94年だったのを見て、ちょっとショックでした。
CHOさん 2004/03/14 (日) 01:18
銀太って六反田の事うざったく思ってる割には結構大切なことしゃべりますよね〜光希からしてみりゃあいい迷惑ですよね!しかも精神面弱すぎ・・・危うく遊が坊主になるところだった!!
亜梨実も亜梨実でいくら遊と光希を引き離すためとはいえあれはどうかと思いますね〜遊を好きなはずの亜梨実が急に銀太に接近したら動揺しますよ普通!!
ゆき☆☆さん 2005/03/03 (木) 19:07
ホント笑
六反田は余計なことをしゃべりましたよね!私だってあんな事言われたら「大嫌い」って言っちゃいます。笑
■ママレ補完計画より
きりたんさん
熱血少年の六反田務の登場でした。銀太とも勝るとは劣らない熱血少年。さすがは従兄弟です。
にしてもテニスの試合は、いつ見ても「お約束」である意味好きなんですよね(笑)
で、光希はと言えば、例の事件のことで突っ込まれて恥ずかしくなって逃げ出してるし、
逃げた後は心配なくせに戻れないと言うジレンマに悩み、終わったら終わったで、
亜梨実に連れ去られる銀太に不安を募らせていると言う、脇役に徹してましたね(笑)
まぁ、銀太は光希に対しての遊の本心が少し聞けたかもしれないんですけど、彼は鈍感だしなぁ(笑)
ほわいとさん
六反田クンがでてきましたが、最初の登場の仕方はよかったのに、だんだん悲惨な運命がちらりほらり。
前回の茗子ちゃんとなっちゃんの続きが気になるものの、銀太の燃える活躍に目がいってしまいますね。
勝負に何かを賭けるのは、六反田クンにとって逆効果だったと思います。
だって、坊主になるの事を遊は、絶対いやがるもの。
もし。坊主契約がなかったら、遊は適当に手を抜いてたと思うんです。
でも、相手が六反田クンなんで、恥ずかしくない程度に力抜く程度でしょうけど。
坊主頭かけて一生懸命遊ががんばってたのに、銀太がかんばしくなくて、
テニス勝負最初からピンチでしたね。光希ちゃんの一言、銀太にとってすごく効いています。
でも、光希ちゃんの一言で復活する銀太、あーゆう性分好きです。
突然、人が変わったように強くなるのって、正義のヒーローが変身して、強くなるのに似てるー。
きっとこのあたりから、銀太が好きになったんだと思う。
亜梨実ちゃんも、回を重ねるごとにかわいくなっていくね。
亜梨実ちゃんは、光希ちゃんと違う学校なのに、トウリョウが自分の庭みたいになってる。
亜梨実ちゃんの学校は、横浜になるのかな?
六反田クンと同じなんだよね。遊の応援、ご苦労様です。
亜梨実ちゃんがいなかったら、銀太、遊のペアはテニスの試合に負けていたことでしょう。
亜梨実ちゃんの積極的な所がいいなーと思いつつ来週に続くでした。
北海道、行きたくなるなー。イキタイヨ北海道。
さくらひ
最初の方の茗子の気持ちが良く分かって感情移入しますね。
言いたくてもいえない...話したいけど話せない...
光希が自分のことを屈託なく話してくれているのに、自分は自分のことをほとんど話していない...
それもこんなに重要なことを...でも話したら光希に軽蔑されるかもしれない...今の関係は壊したくない..
光希は光希で大変な状態なのに私のことでも悩ませるのも...
とかいろいろな考えが茗子の中で渦巻いていたんだろうな...
あの当時も今も一緒に悩んでしまいました。私だったら、やっぱり茗子と同じ結論にいたってしまう...
やっぱり自分が大切なのかな...
ま、茗子の話はこれくらいにして、遊の話。
「気にならない訳ないじゃん」の一言。
私はここで遊の気持ちがはっきり分かった覚えがありました。
笑顔でごまかされましたけど。
しかしこの段階では遊が光希のどこに惚れてしまったのかがよく分からないような気がする...
今までの話の流れでは、光希に見とれているシーンとかはなかったわけだし、
遊が光希の存在を大きいものと感じている...という感じも見受けられない...
ただ光希に自分を惚れさせようとしている部分は随所に見られるような気がしますが(笑)
ラストの方から始まった亜梨実の策略は成功するのか...!?
まだまだ目が離せないママレード・ボーイ!
ママレードガールズにおける瀬川さん評(尾張小牧同人ネットワーク内) |
6 前回の続き、名村との熱いラブシーンを演じた茗子は、その現場を目撃されてしまったことに強いショックを受けて、遊に口外せぬことを願い出る。当然松浦は性格的に、そんな大事をみだりに他人へ喋ったりするはずはない。「言わないわね、あなたは…」と気付く茗子の判断は正しく、普段あまり話してないようでも相手の性格を良く知り抜いている感じだ。さもありなむ、遊と茗子はどことなく似た人物なのだ。この件は光希の口からも語られたいる。決して自分を見せようとしないところ、いつも笑顔でごまかしているところ、冷静さを保っているところがとても似ているのである。こういう性格は光希や銀太といった直情型キャラクターと正反対なのだが、かえってその違いが相性的にはうまく噛み合っているという設定が水面下で組み込まれているらしい。そういうことってありそうだ。茗子にとっては、自分の事をやおら詮索・干渉されるよりも、光希のようなまず自分の事を真っ先に喋りたがるような友達の方が、話しがしやすいに違いない。こうしたスタンスは偶然であろうか、遊が光希をからかっているときにも、どことなくあい通じるものがある。彼は茗子と同じく自分の本音を決して悟らせないスタンスであくまで相手の悩みに答えることに徹していて、良きアドバイザーとしての地位を確立してきた。そしてこういう人物にもともと光希は弱かった。というよりも、そういう人にいつも側にいてもらうことを必要とするタイプの娘なのだ。この件は、男・女の問題を語る以前に、光希が本来要求するパートナーシップの条件に端を発しており、それがやがて友情を超えた愛にすり替えられているような気がしてならない。「保護者」を必要としているのなら、それは単なるお子様以外の何者でもないのではないか。それは本当に恋愛なのか、という疑問。 ……というような深刻な問題を抱えるにせよ、しかしそんな重いテーマにいつまでも引き摺られているほどママレードボーイは、愚かではないのだ。疑問を巧妙にすりぬけ、問題を適度にすり替え、どこまでもコメディ調で立ち回る器用さが、アニメならではの「重くならないトレンディドラマ」であるのだ。銀太の熱血直情性は往々にしてこの緊張感のブレークスルーに利用されてきたが、彼の光希に対する愛と焦りの高まりにつれ、それがだんだん洒落にならなくなってきてしまっている。となると第二の銀太が場面をほぐすためのスケープゴートとして必要になる。そこへ颯爽と現れるのが、全くどーでもいいが居ないと話しが面白くならない変な人物、六反田である。彼の要請は相当にこじつけで、銀太の従兄弟にして、松浦を昔からライバル視している、亜梨実に片想い中の、かつて銀太経由で光希にウィンブルドンのバッチをくれた人、なのだ。(要するにみんなと何等かの形で関わりがある。)このレギュラーキャラ総接触型の設定はいささか強引にすぎる気がするが、元より世界の完結したママレードならではのわざとらしい人物構成で、大変よろしい。この「世の中の狭さ」は、後々三輪やすずの登場にも応用されるので、組み立て強いパズルを解いていくような楽しみがこれからも味わえること請け合いだろう。あるいは、複雑に関係が絡み合いながらそれでいてみんな仲良しという、吉住先生の作品構成意図にも良くなじんでいる。六反田というキャラクターを通じて銀太の性格が対照化され、わかりやすくなっているのも成功だ。光希の「銀太なんか大っ嫌い!!」の一言であまりにもぶざまなスランプ状態に落ち込みながら、彼女が戻ってきて「かっこ良くスマッシュ決めてよ!」と言われた途端にたち直ってしまうゲンキンさ(というより単純さ?)は、六反田の似て非なる直情と遊の熱しにくい性格の間でコミカルに浮き立っているのだ。同時に、彼の光希に対する愛もしかり。 今回は銀太が中心課題なのは確かだが、ところがそういう彼に対し勝利の余韻の中で、遊君がとても素直になるひとことがある。「気にならないわけ無いじゃないか、光希が好きになった男のコト」……これは……額面通り受け取ってもいいとすると、銀太にとっても我々にとても、ちょっとインチキな発言だと思うね。正々堂々勝負する気は無いんだろうか。 |
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