| だらけ日記 | ||||||||||||
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2007年12月17日(月)「ARIA巡礼本2」 |
| タイトル | 表紙の厚紙の裏 | 本の背の糊にアイロン |
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| Alpha | 紙のみ | これといって変化なし |
| Stella | 紙+布 | これといって変化なし |
| Cielo | 紙のみ | 糊が溶ける |
結論から言うとCieloが一番安っぽい…。(値段は一緒です) むしろアイロンで溶ける糊の方が新しい技術なんだろうか?
ところで、ググってもあまり本の分解方法が見つからなかったので、この画集たちを分解した手順など。
1.表紙を思いっきり開く
2.表紙と貼りついている中表紙を背表紙とのラインで切り裂く(Stellaは格子状の布つき)
3.裏表紙の裏も同様の方法で切り裂く
4.表紙の厚紙と中身を引きはがし、表紙+背表紙+裏表紙(1枚の厚紙)と中身を分離させる
5.中身の背中部分に一緒にくっついてきた厚紙をペリペリとはがす
6.(あんまり関係ないけど)背表紙部分にアイロンをあてる(Cieloは糊が溶ける)
7.∩∩←こうなってる各部のひとまとめの間(軽く糊がついてるところ)ではがす
8.∩の真ん中のページ(糸が見えているページ)を開く
9.中央ラインに見える糸をカッターで切る(紙の方を傷つけないように)
10.4ページ分(1枚)ごとに慎重に引き抜く(糸は切られているので結構簡単に抜ける)
装丁によって本はいろいろだと思われるので参考になるかはわかりませんが、機会があれば参考までに。
まぁそんな感じでバラしたワケなのですが、バラしてみたら、どうしていくら本をめいっぱい開いてもうまくスキャンできなかった理由がわかりました。漫画本や雑誌なんかを思い浮かべると、紙面の中央部(ページとページの間)って、見開きページでもちょっと空白の部分があるじゃないですか。で、当然この画集にもそういった部分があって、思いっきり開けばその空白部分が見えるぐらいまで開けるものだと思って思いっきり開いていたわけで、思いっきり開いてもそこまで行けないのは装丁がいいせいであまり思いっきり開けないからかと思ってました。
で、実際開いてみると、ド真ん中まで全部絵が印刷されてるんです。空白のくの字もありません。これはいくら開いても最後まで見えるワケがありません。というか空白ゼロということは、折られて背表紙になっている部分にも絵が描かれている状態で、たとえがっつり開けたとしても、全部見えないんじゃないか疑惑が。そうやって隠れた背表紙部とそこから多少糊が進行した部分もまた見えないワケで。
画集ってこういうもんなのかなぁ? とか思いつつも何かやるせない気持ちに。
結論としては分解したことは特に後悔してない。1ページ全部の絵も見やすく、見開きページも特に見やすくなった感じ。そういやバラ紙の画集ってのも世の中にあるよなーと。
まぁ採算のことはとりあえず気にしない。
でも必死なAmazonリンクを張るの図。つか月刊ウンディーネの第2弾が出るんですね。