今回の目標は黒閣下です。
古代龍・黒閣下と来て、どんどんレベルを下げていくのでしょうか?
最終目標はやはりモンバットなのでしょうか?
謎が謎を呼び、台風が日本各地を破壊していきます。
これ以上訳が分からなく前に、さっさといきましょう。
黒閣下は古代龍と並び称されるUOモンスのチャンピオンです。
50点を超える殴りの破壊力とカール君のごとき俊足、
マナは少ないものの強烈な魔法の威力、
そしてなによりも、異常な攻撃速度を誇ります。
魔界のケンシロウとでも呼ぶべきその攻撃速度は、1秒に1回殴ってくるほどです。
メイジなら1秒、重装戦士でも2秒あれば死ねます。
唯一心が安まるのは、ブレス攻撃が無いことです。
古代龍のような即死コンボはありません。
千歳が生まれるまで、私は古代龍よりも黒閣下の方に苦手意識がありました。
なぜなら過去にテイマーキャラのイリスで苦戦したからです。
テイマーによる対上級モンス戦は、多数のドラによるタコ殴り戦法です。
そのため黒閣下の攻撃速度がものをいってあっという間にドラのHPが減っていきました。
そうしてすっかり「黒閣下こわいでちゅ人間」になっていたのです。
装備は古代龍戦とほぼ同じです。
バンクタク+10のLBA&フォーチプレートです。
包帯は500枚、POTはGSPが40個にGHPとGCPとGAPが20個ずつ、APBは5個です。
ブレスチャージアイテムは今回は無しです。
GSPもいらない気がしますが、私は黒閣下が怖いんです。
今回は前回と比べて大きく改善した点があります。
そう、sayマクロを用意したんですw
足の速い黒閣下相手にマウスから手を離したら、達人でも死ねるでしょう。
黒閣下はヒスロスと蜘蛛城地下、そしてイルにいます。
イルでは大安売り状態で、そこら中でお散歩しています。
決戦場はよりどりみどりですが、今回はお友だちのイーグルさんのおすすめでイルのウィスプに決めました。
ここなら誘導がほとんどいらない上に他のPCも来ません。
誠実のゲートを出て東に行き、タイタンに殴られながらサイクロプスの谷を抜けると、ダンジョンウィスプです。
黒閣下はでっかいテーブルのある部屋にいます。
ここの黒閣下は唯一絶対の強力モンスなので、バードさんには不人気です。
まずは部屋に湧くインプを別の場所にご招待します。
1匹だけなのでらくちんらくちん1人でできたじーこくんです。
そしていよいよ戦闘開始です。
戦法はもちろんゼロディレイでの走り切りです。
立ち止まったら死んでしまいます。
マグロになった気分です。
てってって〜、ザク、カキン、ぼう!
殴りとFSの両方が入っても100点を超えません。
いけそうです。
GSPでHP120だし、今回は楽に勝てそうです。
軽く包帯を巻いてっと・・・
ずんずんずんのずん
ひぃぃ〜、来る、来るよ〜っ
黒閣下はおそろしい勢いで追っかけてきます。
あわててテーブルの周りをぐるぐるまわって逃げます。
本日の戦法を決めました。
名付けて「テーブルぐるぐる鳴門のうずしお作戦」です。
カッコ悪くてもいいんです。
こわいんです。
基本的には、回復中に再び殴られるようなことさえなければ、死ぬ危険は少ないでしょう。
マナが少ないため、FSを連発してくるようなこともありません。
もちろん、中途半端なHPで殴りに行けるような相手ではありません。
ポイントは毒とパラライズの対処です。
悠長にやってる暇はありません。
特にAPBは絶対に使い切らないように気をつけなければなりません。
残り少なくなったら、黒閣下との距離に注意しつつ再作成します。
ほとんどのモンスはHP残量に比例して足が遅くなります。
俊足で鳴らした黒閣下もHP半分ではドラゴン並みののたのた歩きです。
もう回復も鼻歌まじりで楽勝です。
でもGSPはやめません。
だってこわいんです。
こわいこわい言いながら、倒す寸前まできてしまいました。
「これで最後だ!」
くるりん、ずんずん
「こら、逃げるなぁ」
赤デーモンは逃げないのに、黒閣下は貴族のくせに逃げます。
古代龍といい、上級モンスはみんなへたれなんでしょうか。
しかし、黒閣下の場合は古代龍戦以上の慎重さで詰めなければなりません。
なぜなら死にかけでも殴りの破壊力も異常な攻撃速度も変わりないからです。
その上で部屋の隅っこに逃げられたら、走り切りもろくに出来ません。
マウス操作に神経を集中して、慎重に攻撃を重ねていきます。
そしてようやく。
てってって〜っ、かき〜ん、ザクッ
初挑戦にして、見事黒閣下をうち倒しました。
これで2冠達成です。
SSの右の方にいるのは、即沸きしたNEW黒閣下ですw
戦闘時間は約50分でした。
結局最後までGSPを使い続けましたが、HPが20を切ることはありませんでした。
俊足黒閣下戦ではミスが命取りになり、素早い操作が要求されます。
ドーピング無しで戦えるモンスの最高峰と言えるでしょう。
第二章 おしまい