第44話 | BACK / 一覧 / NEXT |
|
|
|
|
|
● ストーリー |
---|
(きりたんさん)
ほわいとさんによる<<第44話ステータスレポート>>
● 感想 |
---|
■ママレ補完計画2より
あさみさん 2005/01/27 (木) 14:57
そういえば、ないんですね。光希の夢。あせらなくてもいいと思うけどな。私もないし。
あすかさん 2005/01/28 (金) 17:00
光希が遊との結婚生活を想像してる所がかわいかったです♪遊が設計した家で・・なんて、かなり羨ましいっっ!本当に遊と光希が結婚して、幸せに暮らしている所を見てみたいですね!^^
ゆき☆☆さん 2005/03/03 (木) 20:54
将来の夢でみきとゆうが離れ離れになるんだから・・・残酷です・・・
■ママレ補完計画より
MR2さん
二年生の三学期を迎え、亮子先生が将来の夢、進路のアンケートをする。
みんなのそれぞれの夢、希望を聞かされ、光希は自分が何も夢をもっていないことに気がつき、素直に羨ましがる光希。
バイト中、進路のことを考えている時に蛍クンが久々に顔を見せに来た。
蛍クンは高校の制服を着ていた・・・復学したのだ。
学校に復学した事、ピアノのレッスンを受けに入っている事、ピアノを一生懸命頑張って光希に認めてもらう事、
「光希のせいで頑張ろうって決心したんだ。・・・思い続けているだけでもいいだろ?」
光希はそんな蛍クンをみて、これからの自分に奮起する。
部屋で本に読みふけっている茗子の下に一本の電話が・・・。
それは、三輪が勝手に送った文学賞への応募が授賞した知らせだった。
ほわいとさん
大杉駅さん
さくらひ
ママレードガールズにおける瀬川さん評(尾張小牧同人ネットワーク内) |
44 スキー旅行での光希さん遭難の件。あれだけのことをやらかしたすずちゃんに、屈託のない小石川さんは、「もう気にしないで、すずちゃんのお陰で新記録更新しちゃった!」と優しい言葉をかけてくれた。そのことがすずには暖かい思い出になっているようで、遊に渡された写真の中でも、光希にフォローしてもらっている場面を特に選んで壁に張っている。お気に入りのものでお部屋を埋めたい、という彼女の願望どうりに行くと、彼女にとって光希は「お気に入りの人」ということになろうか。けれど今回のすずの感激の理由は、光希の人柄に対するものであり、モノではなくて心に打たれたということだ。そして人の優しさに触れた思い出が、すずには暖かい気持ちとして今でも残っているのだ。彼女は今まで綺麗なモノ可愛いモノを一生懸命集めたり写真に撮ったりしてきたが、壁に張られたスキーの写真に込められているのは、「思い出」である。あったかい人の心を自分の宝物として認識出来るようになったすずは、今までよりちょっとだけ大人になったのかもしれない。 というわけでママレードな人達もちょっとずつ成長してゆく。年齢的にも肉体的にも年は重ねていくもの。となると高校三年生に向けて、そろそろ進路のことなども考えてゆかねばならない。一年後の進路を考えるということは、漠然とではあれ将来の自分についてのビジョンを抱くことでもある。果たして自分はどういう職業に就くのだろうか? という素朴な疑問の中で、光希はたくさんの夢を思い描く。入好さとる氏入魂の光希ちゃん勝手に妄想シーンは、とてもかわいらしくて必見。遊のお嫁さん、なんてのも飛び出して、プリティーだったらありゃしない。本当に、どんな夢を描くのも自由な十代ならではの夢と希望にあふれた連続シーンは、光希ちゃんのお子様度大爆発のコミカルショットで何度見ても飽きないです。こういうのってママレで一番いいよね。 ま、こういう想像っていうのは「十年後のママレード」というテーマにも通じますね。果たしてその頃誰と誰がくっついているのかというのも、考えるだけで楽しめるゲームだ。銀太は、インターハイ選手の今を追求すれば将来、ウインブルドンでプレーしているかもしれない。彼ならば苔の一念でやりかねない。遊は、建築家志望が板に付いている。あれだけの建物オタクならば、きっと夢を実現させることだろう。蛍君は又ピアノを始めた。厳しいトレーニングも将来光希の前に対等に立てる立派な自分になる為のトレーニングと心掛けて、頑張っているようだ。既に天才プレーヤーとして誉れ高い彼は、間違いなく世界的水準のピアニストになることだろう。すずちゃんは、モデルの仕事から欲を出して、歌ったりお芝居をしたりする道へ進みそうだ。茗子は小説が認められて、大作家になりそうな予感アリアリである。そうなると光希ちゃん、君は果たしてどういう目標を持つのでしょう?? 誰しもが明確な目的意識を持ちつつある中で、光希だけがまだ子供っぽいうわついた夢の中でフワフワしている。いつまでも「遊のお嫁さんになりたい」では、いけないんじゃないだろうか。一生彼について行くという決断もいいかもしれないが、それならば遊のことをもっと知り、彼の目指す仕事の内容も理解することが必要だろう。建築家という仕事に対する漠然としたイメージもままならない今の光希には、そうした職種への理解や連れ添う者の覚悟など問うてもほとんど無意味かもしれないが、これから十分な助けや支えを彼に与えてゆく為には、相応の努力だけは必要な筈。ただのサラリーマンの妻には考えられない障害や苦しみも待っていることだろう。今の光希には本当に遊の内助の功となるだけの素養があるのだろうか? この点、まだまだ先の話とタカをくくってはいけない。遊の留学の話が徐々に忍び寄っているのは、この機に光希の心の確かさを計る為のある種の試練とも考えられるのだから……。 |
|